本文へスキップ

シトルリンXLプレミアムと仮性包茎の真実

仮性包茎は早漏なのか

 美容業界の警鐘はこうだ。


 「仮性包茎は、普段から亀頭が守られているので刺激に弱く、早漏になる」


 一見。
 理論的に警告され、あたかもそのとおりだと思いそうなキャッチフレーズ。
 まずは射精に至る理論を理解しなくてはならない。


 2008年にオランダの大学の研究により早漏のメカニズムが解明されました。
  

 一言で言うならば、早漏は遺伝です。


 勃起〜射精に至るまでの間に、交感神経と副交感神経が活躍するんだけども、
 まず勃起は副交感神経によって起こされます。
 そしてセックスを楽しむ。
 最後に副交感神経が優位だった状態が、
 交感神経優位の状態にスイッチが切り替わり射精に至る。
  
 つまり、副交感神経から交感神経へ切り替わる時に射精命令が出るんだけど、
 早漏の人は、この切り替わりが早いんだ。


 この交感神経や副交感神経を左右しているのが
 「ノルアドレナリン」と「セロトニン」。
  
 ノルアドレナリンとセロトニンのバランスがセックスに当たっては非常に重要で、
 ノルアドレナリンが多い状態だと交感神経が優位になり、
 セロトニンが多い状態だと副交感神経が優位になる。

 平たく言えば、ノルアドレナリンが多いと射精するってこと。



 つまり、早漏の人はノルアドレナリンの量に対し、セロトニンの量が少ない。



 そしてこのセロトニンを体内で作れる量は、
 遺伝子によってすでに決定されているのだ。



 セロトニンの生成に関わる遺伝子が2種類ある。

 一つがL遺伝子。
 これはセロトニンを多く作ってくれる遺伝子。

 そしてもう一つがS遺伝子。
 こちらはL遺伝子の半分の生成能力しかない。


 この二つの遺伝子の組み合わせで、セロトニンの生成量というのは決定されている。


 日本人の場合
 L−L型と呼ばれる組み合わせのセロトニンを多く作れる遺伝子を持つ割合は、
 わずか3.2%。

 L−S型と呼ばれるセロトニンをちょっと少ない遺伝子の組み合わせの割合は、
 31.7%。

 S−S型と呼ばれるセロトニンの量が少ない遺伝子の組み合わせの割合は、
 65.1%。

 日本人は遺伝子的に、6割以上の男が早漏なのだ。
  
   L-L型 L-S型  S-S型 
日本人   3.2%  31.7%  65.1% 
アメリカ人  32.3% 48.9%  18.8% 

 
 
 この早漏のメカニズムは2008年にオランダの大学によって解明されたのだが、
 美容業界はこの事実を無視し、仮性包茎は早漏だという嘘を謳っている。

 美容業界の言うとおり、包茎が早漏の原因だとするならば
 包茎手術をした人は全員早漏を克服してなければならないのだが、
 残念ながら包茎手術をしても早漏の人は大勢いて、
 それが元でクレームを付けた例もある。
 
 もちろん、そんなクレームは門前払いされているのだが。


 そしてもう一つ、おもしろい事実がある。

 抗うつ剤を使用している人は、その副作用で射精ができなくなるということ。

 もちろん、全員に当てはまることではないのだが、
 射精が困難になるという副作用が抗うつ剤にはある。
 それはなぜなのか?

 抗うつ剤は、精神を落ち着かせるため、
 脳内のセロトニン濃度を上げる働きがあります。
 そう。抗うつ剤はセロトニンの量を増やすから、射精しにくくなるのだ。



 これらのことでも分かるとおり、早漏に関わる問題はセロトニンであり
 仮性包茎だから早漏になるというのはデタラメ。


 B短小へ

inserted by FC2 system